小諸の「浅間嶽」お取り扱い始めました2018.05.12

信州東部に位置する小諸は、北は浅間山、そして千曲川が流れる城下町。私(清水屋店主)の母は小諸出身なので、小さい頃はよく遊びに行っていた。坂の多い町だ。

蔵は、創業天保12年(1841年)。昔ながらの土蔵の中で手造りの銘酒が生まれる。水は浅間山の伏流水を用い、中硬水でカルシウムなどのミネラルが豊富。酒米は信州産の酒造好適米を使用する地酒蔵である。

「浅間嶽」とは、浅間山の古名で霊山の厳しさと美しさを酒に表現すべく名付けられたという。蔵を支えるのは、大塚孝子社長と娘さんの白実(きよみ)さんの女性二人。新米杜氏の白実さんは、小柄ながらに芯の強い女性。佐久13蔵の紅一点として、若葉会メンバーからもかわいがられている。

大学では動物好きが高じ、行動学を先行して就職したが、自然の中での幼児教育への興味が捨てきれず、地元短大で学び直す。しかし卒業を間近に、杜氏が高齢で引退間近となり「教わるなら今しかない」と蔵に入る決心を!次第に小諸に一軒しか残っていない酒蔵を「何とかしたい」という想いを強くする。

今年はなめらかさ優しさやキレが格段に良くなり、硬水特有のコクを活かしたすばらしい酒がしぼれた。

今、全国で一番女性杜氏の多い信州。白実さんが、小さな体で大きな想いの詰まった酒を、日本を代表する女性杜氏として全国発信できるよう共に歩んでいきたい清水屋なのでした!

◆浅間嶽 純米吟醸(写真左)

やや辛口ながらもやわらかに広がる味。ぬる燗もおすすめ。
720ml 税込 1,566円(税抜 1,450円)
1800ml 税込 3,078円(税抜 2,850円)
※5月12日(土)~13日(日)に佐久平店で無料試飲できます。

◆浅間嶽 純米生酒 献寿[要冷蔵](写真中央)

さわやかでフルーティな香り。コクのある旨口タイプ。
720ml 税込 1,404円(税抜 1,300円)
1800ml 税込 2,808円(税抜 2,600円)
※5月12日(土)~13日(日)に佐久平店で無料試飲できます。

◆浅間嶽 無ろ過生原酒[要冷蔵](写真右)

普通酒の無ろ過生原酒。濃醇なのでオンザロックもおすすめ。季節限定品。
720ml 税込 1,350円(税抜 1,250円)
1800ml 税込 2,376円(税抜 2,200円)