「湖底浪漫」を沈めてきました!2025.01.23
先日、「湖底浪漫」の沈下作業に行ってまいりました。
湖底浪漫とは?
小海の町おこしの為、隣町の黒澤酒造へ委託した本醸造の生原酒を冬季に全面結氷する小海の松原湖へ沈めたもの。結氷前の12月に沈め、4月まで貯蔵させます。
2017年4月より町内の飲食店や宿泊施設、ふるさと納税の返礼品として提供を開始。
「冷蔵庫貯蔵よりまろやかになっている。」と、黒澤酒造の杜氏さんお墨付きで、2024年4月3日放送「笑ってコラえてダーツの旅」でも取り上げられました。
今回、沈めたものは別バージョンの「湖底浪漫 夜」という商品。貯蔵期間は短く、純米の生もと造りで異なる味わいです。
ラベルも通常版の日中の松原湖をイメージしたデザインに対し、夜の風景をイメージしたもの。内緒で湖底に隠していたお酒を持ち出す感じ笑。
プラスで海外向けの商品も沈めました。
作業当日は季節外れの暖かな陽気。私はこの度、初挑戦でした。町の職員や黒澤酒造の社長をはじめ従業員さん、湖畔の「立花屋」のご主人など総勢10名ほど。
湖畔より、ソリへお酒や道具を積載し運搬します。松原湖はワカサギ釣りの名所。釣り人やワカサギ釣りの穴を避けながら、各々二往復ほど。
運び終わると、以下の手順で結氷した湖面に長方形の穴を開けます。
①ワカサギ釣り用のドリルで穴を等間隔に開ける。
②、①の穴と穴とをノコギリで切って繋ぐ。
③どんどん繋いで何個かの氷塊にし、切り出して持ち上げる。といった具合。
②、③の作業がなかなか大変。私が下手なのか、ノコギリが氷に食いつきなかなか進みません。そのうちに腕がパンパンに。皆でバトンタッチしながら作業を進めます。厚着でしたがだんだんと薄着に、そして汗だくに。
直角に切り出せれば問題ありませんがそこは手作業。斜めになった切り口が縁と干渉して持ち上げるのもやっと。
悪戦苦闘しながらもなんとか完了。
写真の通り氷塊の厚さは30cm強。大人3人がかりでやっと動かせるような重量感です。
いよいよお酒を松原湖へ投入します。トラロープをお酒のケースへ括りつけ沈めます。透明度が高く、お酒がゆっくりと沈む様子はどこか快感を覚えるほど。私も5ケースほど作業を行いました。片方のトラロープはブイのついたヒモへ括り付けます。
あとは先ほど切り出した氷塊を元に戻して終了。氷が解けて熟成が進んだ新緑の時期に引き上げます。
引き上げ作業も同行させていただこうと考えており、それもブログにします。
湖底浪漫 夜の発売が今から楽しみです。発売の詳細などは追って周知させていただきます。お楽しみに!