


皆様、佐久平店の扉をあけてすぐ右側にある「ビールコーナー」ご存じでしょうか・・・?
ひっそりと志賀高原や静岡の地ビールを置いている、実は人気のコーナーなのです。

今回はこの「ビールコーナー」に登場した期待の新人、清水屋が本店を構える小海町の地ビールをご紹介いたします。
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長野県小海町の有志と山梨県北斗市の「八ヶ岳ブルワリー」がタッグを組み、
小海町産のおこめを使い地ビールをつくりました!
名前は「7PM」(セブンピーエム)。
午後7時、仕事から帰った女性が気軽に飲めるビールを目指し、アルコール度数も5.5%と控えめ。
お米を活かしたまろやかで軽やかな味わい。ドライですが口に残る優しい甘みが特徴。
330ml 税込 609円(税抜 554円)
数量限定ですので、ぜひお早めにお求めください!

新規お取引蔵元を紹介します!
今回ご紹介するのは、県内では『中乗さん(なかのりさん)』で有名な蔵元中善酒造店様です。
南社長とは『善吉』という新ブランド立ち上げの時にお声がけいただいたり、
秘密の酒頒布会でもお世話になっておりましたが、
ようやくこの度取り扱い特約店の仲間入りをさせて頂くこととなりました。
10月25日に木曽にある蔵元を訪問してきました。
木曽は初めてではないのですが、行くたびに山に挟まれた渓谷にある美しい風景にびっくりさせられます。
(小海もそうなんだけどね、自然の規模が違うよね)
木曽は道も狭いの。裏通りなんて特に狭いの。
でもれっきとした中山道!
そんなところに中善酒造さんのお蔵とアンテナショップがありました。
アンテナショップなんて言葉でいいのかな。明るいオープンな試飲コーナーには自社の酒のみならず、他社の蔵のお酒までありました。感動!
南社長のアンテナに響いた各所のおつまみも楽しかった。
南社長は奥のお座敷に通して下さりいろいろなお話を聞かせてくださいました。
*木曽という伝統文化を持つ地元を盛り上げたい!
*行政に協力すべく観光客が地酒文化に触れられるような店舗作りがしたかった!
(当日も外国人の観光客の方が沢山いらっしゃいました)
*このお座敷は当蔵が醸すお酒、そしてこの地方の文化の発信基地にしてるんです!
などなど
親から引き継いだ酒造りへの葛藤から家族の話まで、楽しく熱く語ってくださいました。
が、しかし南社長が私に見せたかった、語りたかったのはこれだけではなかったのです。
古き良きを活かし、効率を考慮すると共に、蔵人への負担を減らすべく工夫された蔵内の見学の後、
自分の軽トラの後についてきて下さいとおっしゃる。
美しい景色の中を10分走った先には、きれいに整備された南社長の圃場でした。
なんせ平地が少ない木曽の地です。棚田とは違うそうですがきれいに段を取った田んぼでした。
そこでの南社長はさらに熱く誇らしげに『この田んぼと風景を守るのも自分の使命』とおっしゃっていました。
ワイナリーではなく日本酒の蔵元訪問で圃場に案内していただき、愛を語られたのは初めてです。笑


“実は俺、南さんのことずっと好きだったのよ。
初めて店に来てくれた時さ、南社長真っ黒なの。
自社田の稲を自分で育ててるから、めっちゃ日焼けしてるの。
話したら飾り気がなくてちょっと面白くてさ“
ようやく仲間入りです。
でも、思ってた以上に熱くって、チャレンジャーでバイタリティーの塊でした。
そんな南社長が醸す『善吉』はごく少量しか仕込まれないこだわりのシリーズです。
少しずつですがご紹介していきますのでお楽しみに!
本日入荷!
フレッシュでじゅわっと口内に広がる果実のような旨味と甘み。
のどごしのキレよし!
麹米:美山錦59% 掛米:県産米70%
720ml 税込 1,705円
1800ml 税込 3,080円
ナゴミヴィンヤーズ。(以下:ナゴミ)
東御市和(かのう)地区に位置するワイナリーです。
お邪魔した際、園主の池(いけ)さんは作業中にも関わらず快くお迎えいただきました。
お察しの通り「ナゴミ」は和(かのう)の地名より。読み方が異なるのは遊び心から、あえて和の読み方を変えてみた為です。

池 敬絃(としひろ)さんは都内出身で、もともとは技術系のサラリーマン。30代になるといろいろと思う所が。そこで池さんはご夫婦でワイン好きだったこともありワインの道へ。東御を選んだ理由ですが、池さんご夫婦が国内の産地を周った中で東御は巨峰がおいしかったこと、ヴィラデストなどのワイン造りに適した条件が揃っていたためです。地元の先輩ワイナリーで学び、ご夫婦で和地区へ2010年に入植。最初の仕込みの際、当時アルカンヴィーニュで醸造担当だった林 忍さんに指導を受けたことが今につながっていると池さん。
ナゴミは野生酵母と全量自社畑のブドウをワインに用います。畑は一番高いところで標高720m。
池さんがブドウ栽培で大切にしていることは人間が出すぎない、ブドウが自然になりたいような姿にさせること。
ナゴミさんのブドウの特徴は?の問いに対しては「正直、ブドウの樹が樹齢10年前後なので本当の意味での個性はまだまだこれからなのかなというところ。どうしたらいいブドウになるかは試行錯誤しているのでこれからが楽しみです。」と池さん。ピノノワールとシャルドネについてはもっと個性を出せたらいいなとも。
ワインのブレンドにもこだわりがあり、割合を変更して何十とテイスティングを行います。テイスティング中は何も口にしないため、吐き出しながらでもかなり酔うんだとか。
畑は拝見できませんでしたが醸造所はコンパクトにまとまっている印象。西日がシャッターに直撃して醸造所内の温度差が生まれるため後から日よけを設置するなど試行錯誤。
ラベルは都内のイラストレーターさんが自社畑のブドウや見える風景をデザイン。その原画は池さんのご自宅に。ワインを飲みながら鑑賞する時間は贅沢だと池さん。
グラスホッパーというナゴミの商品の秘話もお聞かせいただきました。
リリース当初は業界で今までにないタイプだった為、どのような反応になるか不安だったでしたが徐々に評価を得て今では人気商品となりました。個性は大切ということが解かりましたと池さん。
池さんがワイン好きになったきっかけはサラリーマン時代。職場の近くにあったワインショップでワインの楽しみ方を教えてもらったこと。
ワインは誰にお勧めされたかで印象が全然違う。清水屋には様々な年代のお客様にワインの面白さを伝えてもらってほしい。と
今回、池さんときちんとお話するのは初めてでしたが池さんから感じたことは「丁寧さ」。それがワインのお味にも現れているのではないかと。また池さんの仰る通りお客様が楽しんで頂けるようこれからも精進いたします。